建物と敷地管理責任

建物と敷地管理責任

住んでいないと見えにくい”隠れた”リスク

不動産を維持管理するためのリスクには実際にそこ(現地)に住んでいる人しか気が付かないようなリスクも含まれます。一方で、相続によって所有者にはなったが実際にはそこに住まないというケースも沢山あります。しかしながら、所有者となった以上、めったに使わない住居でもそれらのリスクを軽減するように維持管理を適切に行う責任・義務が生じます。

建物について起こり得るリスク

  1. ブロック塀のひびに気が付かず、後日倒壊して人がケガをした
  2. 屋根瓦が風で落ちてきて隣の家の車に傷をつけた
  3. 建物の隙間から動物が入り、害虫や動物の糞尿のにおいで近所に迷惑がかかった

敷地(土地)について起こり得るリスク

  1. いつの間にかごみの不法投棄の場所になっていた
  2. 雑草が生え野生動物の住みかになっていた
  3. 樹木の枝や根が隣地に越境し、近隣に迷惑をかけていた